2007年 4月 17日(火曜日) 09:00

本当は「ブルーマロー」だった

「マシュマロー」という店名、今、とても気に入っています。すぐに覚えてもらえる優しい名前だし、お菓子のイメージもあって、もちもちお...
 「マシュマロー」という店名、今、とても気に入っています。すぐに覚えてもらえる優しい名前だし、お菓子のイメージもあって、もちもちお肌を連想させるし・・・。マシュマローの花も好きです。ピンクでハーブらしい、けなげな花。「マシュマロー」はアロマサロンとして、とてもいい“お名前”でしょ。(自画自賛)ハーブ名を店名にしているところは多いのに、なんで皆さん、今まで使わなかったのかしら。(^.^;)ラッキー、私のためにとってあったのね、と思っています。(笑)

  けれど、実は最初、「ブルーマロー」あるいは「マローブルー」にする予定だったんです。何でやめたかというと、字画(笑)です。それと、「ブ」という濁音がよくないという身内からの、とても強い反対が・・・。(--;)? ブルー、好きな色なんだけどな。っていうのもなくはないけど。最初に出会ったハーブが「ブルーマロー」だったので、それなりに思い入れがある名前だったんです。

060604_1437~01.jpg  前にも書きましたけど、15年くらい前に、私、喘息になりました。その頃、母を癌で亡くし、人間は、時には病気に負けてしまうこともあるんだと、身をもって知りました。今までやっていた仕事は、家庭の事情でできなくなり、生活の変化やいろんなストレスで、自分の体調も絶不調。わけのわからぬ微熱はずっと続くし、喘息で息は苦しい。目はなぜかお年寄りの病気「飛蚊症」になり、原因不明の発疹。だるさで立っているのも辛く、家にこもりきり。多分私は、あと半年で死ぬ・・・(-△-)~と真剣に思い込んでいました。病院に行っても、微熱やだるさの原因は分からず、「風邪でしょう」と言われるばかり。首と肩がハリハリで、耳下腺が痛くて、頭に何かいつも乗っている感じで、とても苦しかったです。

  今だったら、自律神経失調症とか・・・多分、そんなふうに言われると思います。鬱にもなっていたのかも。そんな時、あるハーブ店で出会ったのが「ブルーマロー」です。他にもいろいろなハーブがあったのですが、なぜか「ブルーマロー」。・・・そのきれいな色、優雅さに魅かれたのかな。レモン汁をおとすと、青→紫→栗色→ピンクと変化するでしょ。その魔法ちっくなところにも感動。(重曹を入れると元の青に戻りますよね)呼吸器にいいし、肌にもいいという効能にも、その時の自分にピッときたのでしょう。

  何より、こんなに美しくてかわいくて、きゃしゃなものが、世の中に存在していて。しかも私を癒してくれることに感激! そして、「ブルーマロー」をきっかけに、他のハーブや、さらにアロマにも興味をもつようになりました。健康的なものには、それまでまったく無縁だった生活が一変。この頃、ヨガも始めました。ハーブやアロマ、ヨガなどの力を借りて、今まで不摂生で痛めつけていた自分の体を癒してあげると、少しずつ回復。それで、体調が悪いのは、何かのせいではなくて、自分のせいだったことが発覚しました。(>-<)もう、むちゃはきかない年になっていたし、その頃、一回生まれ変わったような気がします。

  アロマの仕事をしている人って、本当にみんな、私みたいな経験をしていますね。自分が辛い思いをしてないと、人の痛みもわからないし。身をもって学ぶのは大事なことです。その経験をいかして、誰かを癒してあげたいと、始める方が多いですよね。でも、それだけだったら、きっと私は、自分のためだけに、アロマやハーブを使っておしまいにしていました。自分で仕事にしようとは、多分思わなかったですね。実際には体力仕事だし・・・。それに、私、動物にはやさしいけど、そんなに人間には親切に密着する性質でもないし・・・。ぴったりヒトに寄り添うのって、逆に苦手なほう,なので。もう一押し、気持ちを前に出させたものがありました。それはまた別の機会にお話します。