チェコはドイツのお隣、
東ヨーロッパの小さな国です。
去年の夏まで、全く興味の範囲にない国でした。
私の20年以上も前からの師匠に、
「チェコがいいのよ。魔法の国なんだけど、行く?」
と聞かれ、
即答で「行きます!」
と返事をしてから、
チェコのイメージをふくらませていました。
プラハの美しい街並みがすばらしいこと。
魔女の宅急便の空飛ぶシーン、
あの空から見た美しい街並み。
あんな感じだと教えていただいて、
ワクワク感がさらにふくらんでいきました。
チェコの美しさはプラハの街並みだけではありませんでした。
まず、「ひと」が美しい。
もちろん、見た目もです。
オシャレだし、スタイルがいいし、
スマートな方が多いです。
そして性格も柔らかい感じ。
ヨーロッパ人の印象だと押せ押せの民族、、、
と思っていたら、とにかくシャイでおとなしく。
礼儀正しく、時間には正確で(少しせっかちなくらい)、
ほめると「とんでもないです」
と言ってあとずさりするほど(笑)
少し郊外のペンションに泊まっていたのですが、
まわりは住宅地で、
どのお家もみごとに素敵なお庭!
日々の生活を楽しんでいる♡
のが伝わってきました。
イライラしている人はみかけない。
スマホを手放さないで歩いている人もいません。
今回の旅はありえないようなことですが、
私の先生の友人達がずっとついてきて、
色々なところを案内してくれました。
彼らは「巡礼者」と自らをよんでいました。
魔法使いやシャーマン、ハーバリスト、アロマセラピスト。
自動筆記で絵を描く方、タロットカードをひく人・・・。
彼らは、チェコのパワースポットで、
祈りや瞑想をしたり、その場所を浄化してまわります。
プラハの街や郊外の教会、
ハーブに囲まれた森や丘。
色々なパワースポットに連れて行ってもらいました。
「人間は取っていくばかりだけど、
もらう以上にあげることを考えないといけないのです」
魔法使いのリーダーの方が何度か言っていた言葉です。
ハーブを摘む時は、
その周りを護る精霊にご挨拶をして許可を得ます。
それって当たり前のことなのに、
私達に生活はあまりにも自然から切り離されていて、
そんな当たり前の感覚を失っています。
摘んだハーブはどうするのか、
精霊にお伝えします。
「私は日本に持ち帰り、
大切な人達の健康のために
使いたいと思います。
それに必要な分だけ分けてください」
(続く)