私の人生で、多分一番長くて濃い一日になりました。
夏至の日の出をチェコの「あるパワフルな丘」から見ること。
夏至の日にSt.ジョーンズワートというハーブを摘み、
それで抽出油を作ること。
この二つは、今回の旅のメインテーマでした。
朝3時に起きて、4時に出発。
4時にペンションの前から車が出るから、
それに遅れたら置いていきますよ、と言われていて。
前夜はドキドキしながらベッドに入りました。
もう12時は回っていたから、3時間しか眠れません。
起きれるかな・・・。
どこでもいつでも眠れる私でも、
さすがにちょっと緊張しました。
でも、すぐに眠りに落ちましたけど(笑
そしてすぐに朝。。。というか3時。
めでたく起床成功です。
まだ薄暗い中、車で出発。
私達はある丘に到着します。
その丘は、一日目に行った魔女の精霊の丘と
モルダウ川を挟んで反対側にありました。
あちらの魔女の丘が女性性、
こちらが男性性のエネルギー。
対になっているのだと、
魔法使いさまの説明がありました。
そして、ここでまたもやサプライズ。
魔法使いさまのお仲間のアロマセラピストさんが、
私達にプレゼントをくれるというのです。
それは彼女が飼っているヒツジさんの毛で作った
小鳥のぬいぐるみ。一人一羽ずつ。
丁寧に手作りされていて、一羽ずつ違います。
どれもかわいくって、癒される~。
こんなのとか
こんなのも。
昨日までの暑さが嘘のように、
風がとても冷たい。
緑の湿った匂い。
空には雲が出ていて、やや曇りぎみ。
本当に朝日は見れるのかしら?
みんなそれぞれの場所で思い思いに、
いただいた小鳥さんと一緒に、
リラックスして座ったり、
瞑想したり、ヨガの太陽礼拝をしたりして、
日の出を待ちました。
魔法使いさまたちも一緒です。
しかし、本当に絵になるなぁ。
か・・・かっこよすぎます。
東の空がだんだん赤くなり・・・
私も私の小鳥と一緒に・・・
プラハで夏至の日の日の出。
一年で一番パワフルな朝日です。
この太陽の輝きは
ずっと全ての空を平等に照らします。
例え厚い雲に覆われて見えなかったとしても、
その雲の上空にはこの輝きがあります。
それは全ての命をつくったエネルギー。
その加護の元に、
いつも世界は愛に満ち溢れているはずです。
ただ、そのことをみんなが思い出すだけでいい。
なんだか幸せがあふれてきました。
それと、この朝日の向こう側、
東の空をずっとずっ~と飛んでいくと、
日本があるんだなぁ、と考えていました。
日本はやっぱり「日出処の国」なんだなぁ。
なんか・・・
それってすごいな、すごい気がする。
そんなことも考えていました。
さぁ、一度ペンションに戻ります。
いよいよSt.ジョーンズワート摘みに出かけるのです。
St.ジョーンズワートはまだあまり咲いていないんじゃないか。
まだ少し早いかも。
そして、もうひとつ気になるエルダーフラワーは、
ちょっと季節が遅かったかも。
宮川先生はそう心配されていました。
ところが・・・です。
私達を待っていてくれていたのは、
一面見渡す限りの黄色いお花畑!
これ、ぜ~んぶSt.ジョーンズワートですよ。
魔法使いさまがにこにこしながら
「カルナ(宮川先生のこと)これで足りますか?」
と聞かれていました。
「はい十分です!ありがとう!」
さぁ、摘みましょう!・・・
と、その前に・・・
この辺り一帯を守っている
柳の巨樹にご挨拶しなくてはいけません。
それにしてもすごいパワフルな樹。
圧倒されます!
写真ではお伝えしきれませんっ。
柳って、こんなに枝が太かったでしたっけ?
この柳の巨樹について、魔法使いさまから説明がありました。
3つの女性のエネルギ―をもっているそうです。
「ひとつは乙女。
もうひとつはお母さん。
そして老婆・魔女」
最後のところで宮川先生が「はーい」とお返事をされて、
みんな笑ってしまいました。
この巨樹の元、 みんなで瞑想します。
とても強くて優しいエネルギ―が流れていました。
女性的な柔らかいけどしっかりしたエネルギーです。
この柳の巨樹に許可をいただきます。
私達は大切な人のために使う分だけ、
必要な花をいただきたいと思います。
どうぞお許しください。