柳の樹の下で、みんなで瞑想しました。
柔らかな木漏れ日。鳥のさえずり。
時折そよそよと風が流れ、
私達はまるで天国にいるように穏やかでした。
巨樹の包み込むようなエネルギーが全身に伝わってきます。
「あなたたちのお願いがとても綺麗なものだったので、
柳の樹はハーブを摘んでいいですよと言っています」
優しい魔法使いさまの声で目を開けました。
さぁ、St.ジョーンズワートを摘みましょう!
みんな暑さも忘れて夢中で摘みました。
蜂や蝶々達には少し遠慮しながら、
美しい黄色のお花を摘んでいきます。
そしてこれは、魔法使いさまのお仲間の一人が、
このSt.ジョーンズワートをイメージして描いた絵です。
黄色い上の方がちょうど顔のようで、
赤い身体、両手を広げている・・・?
ヒトのようにも見えます。
パワーに満ち溢れている絵です。
この黄色い花を植物油に漬け、
数週間お日様に当てていくと、真っ赤になるんですよ。
こんな風です。。。
これは私がチェコで摘んだものをオリーブ油に漬けて、
後日、家で濾した完成品です。
そしてこれをお日様にかざしてみると、
赤さがこんな風に見えます。
見るからに治癒力がありそうなオイルですよね。
ひどい筋肉のコリや関節の痛みにとてもいいです。
日焼けした肌も癒します。
これでオイルマッサージをします。
黄色いお花なのに赤くなるなんて、不思議ですね。
これがまさに大自然の魔法です。
私達がハーブ摘みに夢中の間、
魔法使いさま達は、すっかりリラックスされていたようです。
私は平和感漂うこの写真、大好き。
そしてこの後、Oskobrh丘という伝説の丘へ。
チェコという国ができた大昔、
伝説に残る3人の姉妹姫がいたそうです。
一番上のお姫さまにはヒーリングの力があり、
この丘でたくさんのハーブを育てて、
病気や傷付いた動物たちの治療をしていたのだそうです。
「動物たちを・・・」というのが、
動物が大好きな私としてはうれしくって。
とても感慨深いものがありました。
いったいどんな人だったんでしょう。
この丘は、ほとんどその「伝説」の時代のままなのでしょうか?
・・・多分、そうなんです。
本当に色々なハーブが咲き乱れていた美しい丘でした。
見晴らしも最高です。
ここで昼食をとりました。
昨夜から準備して、
朝、みんなで詰めたお弁当です。
じゃじゃ~ん。おいしそうでしょ。
オールベジです。
後日、旅でご一緒したM子さんが教えてくれました。
この丘のお姫さまの一番下の妹は、
予言の能力にたけていて、王様である父君が亡くなった後、
チェコ統治を引きついだそうです。
このお姫様リブシェは有名なオペラにもなっているそうです。
あと、最初に行った崖の上の松の木の魔女も、
姉妹ではなかったっけ???
と、仲間内で確認しきれないまま話題になりました。
伝説・・・だったりするお話が、
今、ここにずっとつながっていたりして、
やっぱりチェコは不思議な国です。
そして、再び車で移動。
古い教会に到着しました。
ティスミツェカトリック教会。
最も古いロマネスク様式の大聖堂です。
美しい。。。!
門の上にそびえ立つマリア様・・・
ん・・・?
よく見ると、マリア様は誰かの顔を踏まれてる。
踏まれているこの人は、眉間に皺が寄っていて、
ちょっと怖い感じです。
アリアさまは誰をお踏みになられているのか?
中に入ってもそっちこっち怖い感じはがありました。
歴史が…時間が…
ここに来た人たちの悲しみや祈りや色々な思いが、
ぎゅっと迫ってくるような感じがありました。
蝋燭に火を灯して、ご挨拶をしてから入ります。
中はそんなに広くはありませんが、
重厚感、半端ないです。
祭壇に飾られたマリア様もやはり、
誰かをお踏みになっています。
誰をお踏みになっているのか?
私はキリスト教とかヨーロッパの歴史とか全く無知です。
詳しい方がいらしたら、教えてください。
ここで魔法使いさまは、
私達に質問しました。
この中の柱には「女性性」の柱と「男性性」の柱があります。
さぁ、どれでしょうか?
皆さん、柱を触ってみて確認してみてください。
Mihoko先生が答えて、見事にあてました。
答えは祭壇の両側。
祭壇に向かって右が男性性の柱。
左が女性性の柱でした。
その真ん中に立つ司教ことになり、
パワフルなエネルギーに包まれるそうです。
ちなみに右回りが男性性のエネルギー。
左回りが女性性のエネルギーです。
昔の建築物は、自然の摂理や人の叡智を限界集めて作っていますね。
(中途半端だけど続く・・・)