ブツダのヴィパーサナ瞑想の目的は、
何かビジネスのためのいいアイデアをうむためのものではなく、
超人的なパワーを身につけるものでもありません。
ただ自分が平和でいられるための瞑想法です。
恩師のおかげで、スリランカからいらしたある高僧の方の元で、
丸一日中、一週間、瞑想三昧の日々を過ごすことができました。
そのあと、5月は別のスリランカのお坊様にも何度か指導していただけることがあって、
もちろん家でも1時間は瞑想の時間をとったりして、
だいぶ自分の中の静けさにひたれるようになりました。
方法としてはひたすら座ります。
自分の呼吸を観察して、自分の身体の隅々に注意を払う。
痛みや感情が沸いてきたら、それを確認してただ見ている。
普段無意識でいると、それらに簡単に巻き込まれているのがよくわかります。
そして、本当に静かな自分になるためには、
ざわざわとした自分、悲しみや怒りや傷に向き合って、
それを手放していくことをしなくてはいけません。
例えば、思いがけず古い記憶が呼び戻ってきて、泣けてくることもありました。
その泣いている自分を見ている自分。
泣いている・・・とても悲しかったんだ、でもずっと泣くのを我慢していた、、、と気付く自分。
やがて、その古い記憶は自分が作っていた「ストーリー」だということにも気が付きます。
「ストーリー」はドラマテックでないといけませんから(笑)
退屈な物語は読みたくないんです・・・っていう、それがエゴなのだそうですよ。
本当の自分は起こっていることをひたすら観察している方の自分です。
これは体験していかないと、なかなか腑に落ちないことです。
静かで柔軟でクリアーになるとき、
本当の自分は、全てのものとつながっていることに気が付いて、
コドクでもなくでも誰かに依存する必要もなく、
心配や不安もなくなり、怒りや喜びを求める心もなくなって、
ただただ幸福感に包まれます。
そうはいっても・・・
もし、今の自分がとてもじゃないけど静かではいられないと思ったら、
少しだけ柔軟であろうとするだけでも違ってくると思います。
こうしないといけない・・・という何かよくわからない決まりを、
自分で勝手にいつの間にか作ってしばられていることが多いからです。
あるいはそうした頑なな自分に気が付いていて、それがとてもイヤだったり。
少しゆるめる、少し許す。少しほどくことができれば、
世界は見違えてクリアーになり、
ぐるぐるまわっていた頭の中の問題がおとなしく静まっていくかもしれません。
身体も心の影響を受けて固くなっていませんか?
そうしたら身体の方から物理的にゆるめていくのがいいと思います。
身体は本当にわかりやすいです。
庭に地植えをしたローズゼラニウムがものすごく元気に育ち、
葉っぱや茎がしっかりとひろがり過ぎて、
今年はあんまり花が咲きませんでした(笑)
ピンクのカレンな花が大好きなのに。
生物はその物のエネルギーが高くて満足しすぎると、
次の世代に残すような段階にはあまり進まないそうです。
と、考えるとうちのローズゼラニウムは幸せなんだから・・・
まぁいいかな~w
なので、一緒にジンジャーの花をいけてみたりしています。
ちなみにゼラニウムの香りは神経を太く強くして
バランスをとってくれます。
瞑想にいいと言われているアロマは他に有名なものが色々あるけど、
ゼラニウムもけっこういいのでは・・・と思います。