2007年 4月 11日(水曜日) 09:00

にっこりいいお顔

作者:  kazue
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先日、父が入院しました。と・・・いってもたいした入院ではなく、白内障の手術のためです。両眼だから、4~5日はかかるようです。今では...
先日、父が入院しました。と・・・いってもたいした入院ではなく、白内障の手術のためです。両眼だから、4~5日はかかるようです。今では日帰りのところも多いようだけど、一人暮らしが心配なので、しっかり入院してもらったほうが安心です。
実は、父の白内障、手術するほどひどくもないんです。何件か眼科に通って、「日常生活に支障なないし、まだしなくて大丈夫です」って断られたくらい。うちの老猫(18歳)のほうが、白内障は深刻です。もう瞳が白っぽく濁っていますから、ね。「私のが重症よ~」と、写真はうちのおばあちゃん猫です。(笑)SN340059.jpg
本人が、それでもどうしても、早く手術したかったのは、手元が見えにくくて、趣味の仏像が彫りにくいから・・・。ここ10年くらい、一日中、仏像を彫っているんです。出来たのはみんな、他人にあげちゃう。とても喜ばれるそうです。
それが父の生きがい。父を見ていると、人間って誰かに喜んでほしくて、生きているんだろうな~と、しみじみ思います。

父の付き添いで、久々、大きな病院に行きました。病院はいつ行ってもイヤなところ。最近できたばかりで、ぴかぴか。ホテルみたいな病院だけど・・・。看護婦さんたちは、ニコニコ、とても感じいいけれど・・・。でも、ロビーに入ったとたん、胸がぎゅっとなります。
多分、無意識のうちに、あまり呼吸をしないように、息をつめちゃっているんですよね。独特の空気・・・、匂い? そう、多分、匂いが独特で、いやなんです。その匂いの中に苦しい、辛い、悲しい、不安という思いが、なにかいっぱい詰まっている気がして。ぐっと、体がかたまる、そんな感じがします。

病院によっては、アロマテラピーをいろいろ取り入れているところも、最近、多いと聞いています。ただ、患者さんの匂いで、お医者さんが微妙に病状などの変化を判断するそうで、あまり香りは使えないという話もきいたことがあります。そういうお医者さんなら、本当に患者さんをよく診てくれているんでしょう。実際はそこまで、五感六感フル活動させて診察しているお医者さんが、どれくらいいるのかなぁ。でも、まぁ、そうであって欲しいものです。
 
そうだとしても、待合室くらいは、オレンジとかの明るい柑橘系を使ってってもいいんじゃない、と思います。柑橘系は猫ならいやがりますが(笑)、人ならほとんどみんなが好きです。ベルガモットなんか消毒作用があるし、もってこいだと思います。あと、レモンもいいだろうし。そこにいるだけで、健康な人も病気になりそうな~そんな空気を変えてくれそう。もう少し、いろいろな病院でアロマ使用するといいのになぁ。昔は「アロマなんて気のせい」だっていうお医者さん多かったみたいだけど、今はそうでもないみたいですし。

 アロマテラピーはマッサージだけでなく、芳香浴、香りを漂わせるだけでも、ものすごく可能性をもっていると思います。香りはそれだけで、人を慰めたり、落ち着かせたり、勇気付けたりします。あと、人を振り向かせたりもします。
うちのサロンにも「いい香りがしたから」と言って、扉を開けて入っていらっしゃるお客様が少なくありません。香りで振り向いていただけたわけですね。そう言って入っていらっしゃる方は、みなさん、とてもにっこりいいお顔をされていますよ。