2007年 6月 26日(火曜日) 09:00

眠れない夜は・・・①

作者:  kazue
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今でこそ、いつでもいつまででも眠れる私ですが、子供の頃は、かなりひどい不眠症でした。 夜がくるのが毎日イヤでした。 どうし...
  今でこそ、いつでもいつまででも眠れる私ですが、子供の頃は、かなりひどい不眠症でした。 夜がくるのが毎日イヤでした。   どうしても眠れなくて、なんども両親のところへ相談に行き、うんざりされていました。

  「梅酒の梅を食べなさい」これは、子供へはギリギリセーフのアドバイスでしょうか。 アウトかな? (汗;) 梅酒の梅はおいしいけど、ちっとも眠くはなりませんでした。  
  「羊を数えなさい」 これはもう投げやりなアドバイス・・・。 よく言われる方法だけど、眠れない人がやると、ますます目が冴えちゃいます。 
  「逆立ちしなさい」 え、なぜ? しかし、まじめに何度もやってみました。 あたりまえですが、ますますますます・・・、目は冴えます。
  「眠れなくても大丈夫よ。 死なないわ。 そのうちいつか眠れるわよ。 たとえ眠れないとしても、横になっているだけで、体は休まるのだから、そ~していなさい」 この母のアドバイスは、ある意味正解。 少し気持ちが楽になり、リラックスできるようになりました。

07-02-20_22-30.jpg  思い返せば、私は小さい頃、かなりテンションが高かったんだと思います。  それが、夜になってもなかなか落ちなかった。  よくひきつけをおこしたりもしていたらしいので、神経がピーンとはって、緩みにくかったのでしょう。 今では考えられません・・・。テンション上げるのに一苦労します。(^^;) そして、中学生くらいになると、自然に眠れるようになっていました。 なんと、授業中でさえも、ウトウトできるようになっていました。 (^^)

  眠れないという悩みのお客様が、けっこういらっしゃいます。 自分が子供の頃、不眠症だったので、その不安、よ~くわかります。 そういう場合、鎮静作用、ヒーリング作用のあるエステル類のものを多く含む精油がよいと、一般的に、言われております。 ラベンダー、ジャスミン、イランイラン、クラリセージ、カモミール、ゼラニウムなどなど。 クラリセージなんか、私はカクンと一発で、眠りの国にいけますが、それでもムリな方は手のひら、足の裏のマッサージがおすすめです。 

  偏頭痛がなければ、 首の後ろもついでに温湿布などで温めながらがいいです。 眠れない人は、たいてい手先、足先が緊張しています。 自分でやるよりほんとうは誰かにしてもらうと、いいですね。  赤ちゃんは眠くなると手先、足先が温かくなりますよね。 ゆったりとしたリズムで手のひら、足の裏をフミフミしてもらうといいですよ。

  眠りは大切です。 私の知りうるかぎりでは、ウツの人は眠れないとどんどん症状が悪化していきます。 頭がグルグルして眠れない→ウツが悪化→さらに眠れない、という悪循環にはまっていきます。 お風呂などに入れ、体をあたためて、なんとか寝かしつけると、少し症状も軽くなります。 

  「眠れない」と言って、リフレを受けにいらしたお客様で、確実にコトンと、せっかく眠りに落ちたのに、はっと我に返ったように自分から起きてしまう方がいらっしゃいました。 眠れないのではなく、何かの理由で、寝てはいけない状態なんだろうなと思いました。 眠ってしまえばラクになるのに、何かラクな自分が許せないものがあるのでしょう。 気の毒でした。

  私は、眠るとたいていのイヤなことは忘れられます。 落ち込んだり、解決できないことがあると、とにかく眠ります。 すごくラクになります。 問題はまだ解決しなくても、とりあえず、その感情はもうどこにもない。 あるいは、かなりうすれる。 すると、違う道が見えてきたり、そのことに向き合わず、まぁいいやとおいておくことができるようになります。 眠りは、とても必要です。 大切な心のリセットをしてくれます。 

  (また友人の猫の写真を勝手に使ってしまった・・・。あんまりカワイイから、つい、ごめんなさい。)