2008年 5月 27日(火曜日) 09:00

ゼラ二ウム

作者:  kazue
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陽射しが強くなり、緑もどんどん濃くなってきました。お花もいっぱい咲いて、なんだかうきうきします。芍薬やローズはピークをすぎて、そろ...
陽射しが強くなり、緑もどんどん濃くなってきました。お花もいっぱい咲いて、なんだかうきうきします。芍薬やローズはピークをすぎて、そろそろおわりでしょうか。
080526_1224~01.jpgうちのベランダは、今、ローズゼラニウムのお花でいっぱいです。
独特の甘いハーブ調の香り。精油はこの花が咲く直前に葉・茎からとります。

ゼラニウムはとても丈夫なハーブで、図太い枝葉をどんどんのばし、何年かすると木化してきます。寒さには弱いという人もいますが、東京の冬ならまったく問題なく屋外でこせます。

ゼラニウムはうちのサロンでよく使う精油のひとつです。
キーワードは「バランス」です。同じようにバランスをとってくれるラベンダーは、さわやかな風のよう。頭をすっきりさせて、高い位置でまわりを見渡し、混沌としていたものを整理することで、バランスをとってくれます。ゼラニウムはもっと重心を低くして、腰がすわる感じで、崩れたバランスをとりもどしてくれるのです。こだわっていた問題が急にちっぽけなものに感じて、不安が払拭されたりします。ゼラニウムはたのもしいです。

また、ホルモンバランスをとってくれる代表的な精油です。副腎皮質に働きかけるので、精神的ストレスからホルモンバランスを崩した場合、ぴったりです。月経過多の場合はサイプレスと合わせて、逆に少ない場合や痛みを伴う時はクラリセージとのブレンドがおすすめです。

さらに、ゼラニウムは排泄を促す作用に優れています。リンパのつまりやむくみには、グレープフルーツやジュニパーと組み合わせて。乳腺炎やうちみ・ねんざには、ペパーミントを合わせるといいです。
ゼラニウムはフシギと、どんな精油とブレンドしても違和感なく、しっくり合ってしまいます。その寛容性も大きな特徴のひとつです。スキンケアとしては、皮脂のバランスをとってくれるので、どんな肌質にもよく合います。

また、ハーブティにして飲むことはありませんが、抽出したものをお菓子の香り付けにつかうことはあります。