最近は、欲しい本をネットで購入してしまうのですが、
先日久しぶりに本屋の中をゆっくりまわってみました。
健康関係のコーナーには、
びっくりするほどいろいろな本が並んでいます。
生野菜をたっぷりとったほうがいいという本の隣に、
野菜は火を通して食べないといけないという本。
(ちなみに私は両方大好きでよく食べます)
某TV番組の日替わりおすすめメニューのように、
いろいろな食べ物の名前のタイトルが並んでいて、、
結局自分が何を食べたらいいのか、
これでは混乱してしまうな・・・と、
改めて呆然としてしまいました。
いったい何を食べたらいいのか?
あまりこだわって、かたくなになってしまっても、
神経質になりすぎてしまう。
「おいしい」という感動と感謝の気持ちが、、
素直にわいてこなくなるのではないか、とか・・・。
私が最低限、思うことは
「食べすぎはいけない」というこです。
苦しくなるほどお腹に詰め込んではいけないですね。
これは絶対なんじゃないかと思います。
その次に、できるだけ「まるごと」いただくということ。
お米なら玄米。小麦なら全粒粉。
命をまるごといただいたほうが、いいに決まってますね。
捨ててしまうのはもったいないというのと、
その命全体で栄養のバランスもとれているはず・・・
という理由からです。
なので、「まるごと」いただけるようなものを選ぶこと。
例えばお魚なら、小さいお魚のほうがいいのではないでしょうか?
牛やブタはまるごと1頭いただきにくいと思うので、
そんなにひんぱんに食べてはいけないもののように思います。
私はもともと子供の頃からお肉が食べられないので、
お肉の好きな方が我慢する気持ちまで汲み取ることができません。
けれど「食」というのはあるていど習慣なので、
お肉をあまり食べないようになると、
それはそれですんでしまうようですよ。
(聞いた話なのでごめんなさい)
これがモンゴルやアラスカのような厳しい環境だとしたら、
話は別です。
高たんぱくでエネルギーの高いものが必要だと思います。
けれど彼らは必ずまるごと1頭、無駄なくいただいているはずです。
日本に生きている人たちには、
お肉は必要ないのではないかと思います。
だって、昔の人はそんなにたくさん食べてなかったといいます。
だから百歩譲って、毎日食べなくてもいいんじゃないかと思います。
たまに「今日はごちそうだね」というのはどうでしょう。
玄米や全粒粉の小麦粉には、
ビタミンやミネラルもたっぷり含まれているので、
何十品目もの食品を食べなくていいからエコだし、簡単ですね。
野菜は旬のものを選んで。できれば有機のものがいいし、
調味料は、化学調味料でなく天然のもの。
オイルは低温圧搾法でしぼった上質なものを、
できるだけ「生」で少しだけいただく。
と・・・その先は希望がどんどん増えてしまいます。
そして「その土地のものをその土地の食べ方で」
が理想でしょうが、
今、ほとんどの食品を輸入しているので、
これもなかなか難しいですね。
無理をしないところでできることだけする・・・。
あとは自分の体が何を欲しがっているのか・・・
心ではなくて「体」がです!
食べた時に体中にすっとしみわたるような感覚、
これがあるのでわかると思います。
この感覚がほんとうの「おいしい」なんだと思いますよ。