なんとなく神聖なイメージで、
クリスマスの今のシーズンにピッタリくる精油のひとつです。
シダーウッドは不安感迷いや緊張を取り除き、心を「温め」ます。
瞑想をする時に使われることも多いようです。
サンダルウッドとはまた違った落ち着きに包まれます。
シダーウッドの大きな特徴は「乾かす」こと。
そのため、去痰作用が優れていて、
気管支炎やしめった咳、カタルに効果的です。
長引いた気管支系のトラブルを癒してくれます。
また強い収斂作用と殺菌作用によって、
オイリー肌や頭皮のケアに向いています。
にきびやふけ、脱毛にも効果的と言われています。
妊娠中もっとも使ってはいけない精油のひとつとされていますが、
ドイツの「植物の治癒力」(エリアーネ・ツィンマーマン著)によると、
主成分「アトラントン」はセスキテルペンケトンの一種だが、
有害だとされることはない。
それゆえ妊娠中の使用は多くの本にある記載に反して、
問題はないように思われる。
おそらく、アメリカ産の「シダー」(レッドシダー)との混同から、
これらの警告がなされたのだろう。
と記されていて、とても興味深いです。
妊婦さんには神経質になってしまう精油で、
虫除けスプレーによくブレンドされるのが気になっていましたが、
少し安心して、とり扱えるようになりました。
また同書の中には、他にもおもしろい記載が、
サイコアロマセラピーでのこの精油のテーマは、
「再出発」と「今、ここに存在すること」である。
とても現実感覚のある香りだとは思っていました。
心あたりのある人は、シダーウッドの香りを試してみてくださいね。
ちなみに、よく見かけるアメリカ産のコニファーが「シダー」と、
精油として採取する「シダーウッド」ものは、全く違う品種です。
なので、写真のものはイメージです^^