京都のホメオパスえいこさんのお話です。
ざっくり印象に残っているところをシェアします。
2013年のデータによると、
子供の約5割が便秘、
1.8%の子供が下剤を常用しているそうです。
自然派、漢方系と言われているセンナであっても、
常用していると腸が硬くなりヒダがのびたり、
炎症をおこして癌化するリスクも多くなるようです。
その他、アレルギーや免疫低下、慢性疲労症候群、
肥満、動脈硬化、糖尿病の原因にもなります。
そればかりか
快便は精神安定にも深くつながります。
現代病として増えている
ウツ、総合失調症、
そして自閉症までも関連しています。
日本人の腸内環境が悪くなったのは、
やはり1970年代からの食生活の変化。
ファーストフードなどの普及で、
食物繊維の不足も大きな要因です。
食物繊維には水溶性と不溶性があり、
きのこや海藻、葉野菜などの水溶性は
腸壁にもやさしい作用を及ぼすようです。
ごぼうや玄米など不溶性のものは、
逆に弱っている腸壁を傷付けてしまう可能性もあり、
個人差を考えた食生活が大切です。
では健康な腸とは?
善玉菌20%・日和見菌70%・悪玉菌10%
の割合でバナナ状のうんちが出ている状態。
善玉菌100%でないところが深いですね。
悪玉菌10%がなぜ必要なのか?
必要悪みたいな・・・(笑)
悪玉菌はドラえもんのジャイアンみたいで、
何か悪者が登場したときに戦闘態勢に入る。
実はとても大事なキャラなんだそうです。
ジャイアンが多すぎてものび太君は大変なので、
10%くらいがちょうどいいそうです。
悪者は悪者でないと太刀打ちできないんですね。
それと、うんちは食物のカスなのかというと、
そうではなくて、
ほとんどはこの腸内細菌の死骸なのだそうです。
なので臭ううんちは悪玉菌がたっぷりってことです。
そもそも生命の進化の過程で腸を考えると、
ミミズさんを思いうかべるとわかりやすいのですが、
ミミズさんはほとんど腸のみですよね。
感覚器官も脳も全て腸でまかなっている。
内分泌系、免疫系、自律神経を腸が取り仕切っている。
その先に進化した人間も腸のすばらしい機能は変わらず、
実は脳より腸のほうが優れていることがわかります。
たとえばおいしそうな物を脳は五感で判断して
食べているようですが、
身体にはものすごく悪い場合が多々あります。
でも腸は優秀で、
そうした身体に悪いものが入ってくると、
下痢などを起こして排泄しようとします。
ただ、今は健康な腸でない人が増えていて、
本来なら排泄できるものができなくて、
アレルギーやその他の原因になっているというわけです。
やっぱり腸には本来の優れた機能を使ってもらいたいですね。
腸壁を傷付けたり、腸内フローラのバランスを
崩すような生活には注意しましょう。
(続く)