直行便はないのですが、日本から一番近いヨーロッパと言われているフィンランドのヘルシンキ乗換え。
そこまで約9時間。乗換えて2時間かからないので、ベルリンはヨーロッパの中ではわりと近いんです。
実はマシュマロ―が取り扱っているのはドイツ製品ばかり。
化粧品や精油のプリマヴェーラを始め、家庭用洗剤のソーダサン。ハーブティのゾネントアなど。ドイツにはご縁があるとは思っていました。
安全で高品質な物を探してみると、なぜかみんなドイツ製になってしまうのです。
とは言っても、オーガニックコスメやハーブティメーカーはもっと西ドイツ側に多くて、ベルリンにはそれほど目新しものはなくて案外期待外れw
ベルリンは大戦後に一度分断され、人々の生活や産業も止まってしまい、
ここ数年でみるみるうちに急成長を遂げている若い街です。伝統的な産業というより、都会的なアートの街という感じでした。
自由な空気が流れていて、人種差別もほとんどなくて、人々が大人な印象です。
他のドイツに比べると、ベルリンは特別な地区らしくて、保守的ではなく開放的。ドイツ語だけでなく英語もほとんど通用するし、オープンハートな方が多い印象。
道に迷ったり何か困っていると、あちらから声をかけてきてくれます。でも深入りはしてこない。さらっとスマートで都会的な感じです。
もちろん他のドイツ人と変わらずエコで、いつも地球環境のことを考えています。スーパーのプラバックは一度も見ませんでした。
そしてクリエイティブで静かな情熱も感じます。
急成長・・・というと、日本の高度経済成長期時のイメージがありますが、
そこはドイツなのです。一つの建物を建てるにも軽く3年はかけるそうです。
どの建物を見てもがっちりと頑丈で、しかもとてもスタイリッシュ。
地震のない国なのに、ここまでしっかり造るのもドイツ人気質からくるのでしょう。
一度造ったら50年や100年。メンテナンスしながら長く使うそうです。
古い建物もしっかりと直して使っています。
新旧相まって、街並みが本当に美しかったです。
私がベルリンで一番見たかったのは
30年ほど昔の映画「ベルリン天使の詩」にでてくる女神の塔。
美しいベルリンの街にいる天使たちは、人々の心のつぶやきにそっと寄り添います。
その人の願いを叶えたりは一切しないで、ただ心に寄り添うだけです。そんな天使たちもベルリンらしいです。
主人公のひとりの天使がこの女神の塔の右肩に座って、いつも街を見下ろしていました。
ちょうど雨上がりで、澄んだ空にぴったりでした。
泣けてきそうなほど美しい塔でした。
この塔は螺旋階段を使って、女神の足元までのぼることができます。
迫力ありました!
風が強く吹いていて足場が狭かったし、ずっと螺旋をぐるぐるまわってきたので、
もうふらふらでしたけど、180度のこの絶景。
これが天使が眺めていた風景です。
もちろん映画の頃にはビルもほとんどなく、車も少なかったのでしょう。
街の遠くのほうまで見渡せます。
そして、今もここから天使が見守っていそう・・・
ベルリンは天使が似合う美しい街です。
そういえば私はミヒャエル・エンデが大好きなんでした。
ドイツはミヒャエル・エンデの・・・ファンタジーの国です。
やっぱり私はドイツが好きなわけです。。。w
そして、ドイツ入りした日が偶然にもエンデのお誕生日だった!
と気が付いてビックリしました。