本棚にあった「ヘルスケアのためのティートリー油」(調べたら絶版になってた・・・知らなかった)という本を、なんとなく手にとってから、この本がしばらくバックの中に入っています。それで、このところティトリーのことをよく考えています。
オーストラリアの原住民たちは、昔からこの植物の薬効を知って、利用してきたそうです。でも、アロマテラピーとして使われるようになったのは、ごく最近。それでもティートリーのすばらしい可能性は、世界中で急速に研究が進められているようです。で、支配星はグローバルで「先」をいく天王星ではないかということ。
ティトリーを選ぶ時に大切なことは、テルピネン‐4‐オールの含量が多く1.8シネオールが少ない精油を選ぶことです。シネオールは呼吸器などにはとてもいいのですが、皮膚や粘膜を刺激します。テルピネン‐4‐オールは30%以上、1.8シネオールは15%以下が目安ですが、テルピネン‐4‐オールの含量が多いほど、シネオールが少ないほど、刺激は少なく治癒力は高くなります。ティトリーには他の精油にはない現実感があるせいか、私としては珍しく精油の成分のことをまず話題にしました。
ティートリーは地味だけど、とても優秀な精油です。まったり感とかゆるゆる感はないので、あまり癒し的なアロママッサージには使いませんが、シャープに問題点を解決してくれるので、とても重宝します。特に、すばらしい殺菌力があり免疫系を強化するので、皮膚のトラブルには大活躍です。やけど、いぼ、水虫、ヘルペス、虫刺されなどなど・・・。
ニキビ肌にはとてもいいです。うちで使っている自然化粧品「アルバ・ラスールシリーズ」と「CMD」にはティトリーが主要成分として使われています。特に「アルバ」はヨーロッパに初めてティトリーを広めたブランドです。苗の段階から管理して、1,8シネオールが4%未満のものだけをオーガニック栽培で育てているそうです。これらをトリートメントでお客様に使うとき、いつも「香りはね、あまりよくはないんです」とつい言っちゃいます。けど、お客さまはたいてい「そうでもない。いい香りですよ」といってくれます。ニキビ肌の人には、やはりこれが、必要なよい香りでなのではないでしょうか。・・・そうですね、改めてティトリーの香りに気持ちを向けてみると、清潔感、清涼感がとってもあって、これからの時期はなかなかいいかもです。(・・)v
ティトリーの苗木を、うちでもベランダで大事にそだてていたんです。でも、去年、マンション大規模外装修理のため、約4ヶ月、中庭に鉢を移動させられて、その間にダメになってしまいました・・・。とてもショック。>_< ちなみにその時、他の鉢も割られたり、上に何かをどかっと置かれて枝が折れてしまったりで、無事、ベランダに生還できたのは半分くらいだったんです・・・。ぐすん。工事のおじさんたち、ヒドイ。でも、またそのうち「ティトリー」見つけますから。