なつかしく聞きなれたことばでした。
「人生に目的を求めてはいけません。計画はたてないこと。
今、決断できないことは、ただ思うだけでストレスになります。
今、自分ができること以外は考えないで・・・」
恩師・宮明子先生のところのオープンセミナーに行ってきました。
http://www.aroma.gr.jp/school/openseminar.htm
計画的にものごとを進めていこうとすると、「生きる」力を損なってしまう。
自己啓発セミナーなどに行くと、きっとこれと全く逆のことを言われます(笑)。
実際、このようなスタンスで、社会参加することはなかなか難しいです。どんな仕事も目標を持って動いています。
うちのような弱小サロンでも、一応、月単位、年位の売上げ目標はあって、そうでないと、銀行さんもお金を貸してはくれないという、社会の仕組みがあるのです。
テーマが「妊婦の身体作り、環境作り」なので、
人間の本来もっている野生の力を引き出すために、
このような生活をしましょうという極論なのですが・・・。
初めて聞いた人たちは、たぶん戸惑うと思います。
けれど、今、私たちの生活は極端に合理性や計画性を重視しすぎて、
無駄なのも、余白やすきまを認めなさすぎています。
そのために、何か大事なものまでそぎ落としてしまっているのではないでしょうか。
TVもPCも本も見ない。ただポカンとする時間。
常に外に向けられていた意識は、自分自身の内側に向けられ、
ざわざわとした雑音はなく、シンと心が平らになります。
こんなふうに何もしないで時がすぎていくのを、ただ味わうことを忘れています。
怖がっている・・・といってもいいでしょう。
きちんとしていないと、なにか怠け者のように思われてしまう・・・。
ぼんやりしていると、社会から置いてきぼりにされてしまう・・・。
計画的に動かないと、負け組(?)になってしまう・・・。
アロマテラピーはそうした不安やわだかまりから開放してくれて、
余白空間に、理屈ではなく自然と引き戻してくれるのです。
人間として生きる勢いがよみがえります。
「だからアロマテラピーってすごい」
そう感動してこの世界に入ったんだっけ・・・。
と、再確認できたステキなセミナーでした。