今日は、いつもと違ったトーンで、
ハーブもアロマも出てこないお話です。


この年の瀬に、職を失う人が増えていると、
毎日、ニュースで耳にします。

ほんとうにお気の毒です。

今、世の中の振り子が大きく「逆」に動き始めたとも言われています。
あまりにも、お金のことばかりを考えすぎていたことのツケですよね。
そのツケを弱い立場の人たちが、払っていかなくてはならないのは理不尽な話です。

もしかしたら、今度は自分の番かもしれない。。。
ということも十分にありえる、先の見通しの難しい時代です。
実際はまだせっぱつまった状態になくても、
このいいしれぬ不安は、だれもがいだいていることでしょう。

先日、某大手スーパーが、どんな品物もどこよりも安くしますと宣言しましたね。
レシートやチラシを持参すれば、レジで安くしてくれるそうです。
これを聞いて、私は本当にがっかりしました。

近くにもこの大手スーパーはあるのですが、
とにかくいつも、レジが混んでいるのです。
特に、私が買い物をして家に帰る時間だと、夜の9時とかです。
一刻も早く帰りたいのに、こんなサービスをされてしまうと、
レジはますます混んでしまいます。
逆に、レジのパートさんを増やしてほしいと思っていたくらいです。その可能性はなさそうですね。

それどころか、その逆の可能性はあります。
値段を安くするということは、他の経費を削減しないといけないわけです。
目先の得を優先するのは、もういいんじゃないでしょうか。
パートさんはだいたい地元の人です。
少しでもたくさんの人を雇用したほうが、結果的にお金の流れはよくなっていくんじゃないかと思うのです。
雇用が減れば、その分、家計は切り詰めていかないといけない・・・悪循環です。

私だって、安いほうが単純にうれしいです。
でも、繰り返しになりますが、安いっていうことは、どこかの経費を削減していくってことです。
それが弱いところにいくシステムは、結果的に世の中を暗くしてしまいます。

安さだけがサービスなんでしょうか。
もっと安全なものをとか、もっと親切な接客をとか・・・
サービスにも大切な要素がいろいろあると思います。

お金は流れなくてはいけないもの。と、思います。
どこか一部のところにだけ集まってしまう・・・
今のシステムは、もうそろそろ変えないと、もっと深刻に暗い社会になっていくと、危機感はつのります。

安全で質のいいものを、安心して生産できる世の中になるように。
誠意を思って働く人たちが、ちゃんと評価されるように。
そのために、みんなでちょっとずつだけ、
やせ我慢していく気にならないといけないですよね。

この先、希望がないわけではないと思います。
転換期や苦しい時は、逆に何かのチャンスになりやすいですよね。

皆さんはどう思われますか？