今日は冷たい雨です。
こんな日は、猫のようにまんまるくなって、ぬくぬくすごしたいですね。
なんだかゆううつ・・・。
でも、店先のポリンセチアに水滴がたまっていて、とてもキレイでした。
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラツテイル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
小サナ萱ブキ小屋ニイテ
東ニ病気ノ子供アレバ
行ツテ看病シテヤリ
西ニ疲レタ母アレバ
行ツテソノ稲ノ束ヲ負ヒ
南ニ死ニソウナ人アレバ
行ツテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクワヤソシヨウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒデリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイウモノニ
ワタシハナリタイ
冷たい雨が降ると、たまにこの詩を思い出します。
有名な宮沢賢治の詩ですが、
子供のころはまったくピンとこなくて、
そればかりか、ちょっと恥ずかしいな・・・って、
くすぐったい感じがしてしまいました。
大人になって、いつの頃からか・・・
じわじわ、この詩のことばを受け止められるようになり、
今では、何度読んでみても泣きそうに、心打たれてしまいます。
星を愛し、自然を愛し、ヒトを愛し、
とても誇り高い生き方をした賢治。
その足元くらいにはたどりつける人間になりたいと、
素直に思える年になっていました。