昨夜、「破滅の日はくる!?ノストラダムスの終末説・・・」という、
年末の特番を見ていました。
2012年、地球は・・人類は破滅するかもしれない・・・と、
ノストラダムスやマヤの予言で言われているようです。
番組ではその他に、隕石が落ちたら・・・とか、
太陽の異変など・・・怖い仮説が続々と紹介されていました。
最初は「へ~、怖いな~」という軽い感想でしたが、
だんだん見ていて、バカらしくなってきました。
たとえば、自分にもできる「エコ」活動など、
地球を守るために努力する手段を考えることは大事ですが、
隕石が落ちてくる確率をソウゾウしても、
太陽がくしゃみをするのを恐れていてもね・・・。
・・・どんどん怖くなってくるだけで、
なんにも意味がない。
恐怖心をあおるだけなのはどうなんだろう・・・と、
途中で見るのをやめてしまったので、
もしかしたら最後の方は、
もっとおもしろかったのかもしれませんが・・・。
幸いなことに「今ここ」は、
隕石が落ちてこなくて、
大地震を免れていて、
太陽はとりあえずご機嫌で・・・。
そんなラッキーな偶然の積み重ねがあって、
私たちは、かろうじて生きていられるんです。
そのことに感謝する方が大事なのではないかなって。
それって、広い宇宙の中の奇跡に近いことかもしれませんよね。
そうなんです。
「ありがたい」というのは
「有る」ことが「難しい」と書くのでした。
ここにいるだけで、すごいことなんじゃないかって。
ただ生きているだけで、すでにすばらしい。
最近読んだ五木博之の「人間の覚悟」にも、
たしか、そんなことが書いてありました。
人生は、ただ生きぬくだけで十分価値があると。
存在そのものが奇跡なんですね。
命あること、それだけで尊い。
すべての偶然に感謝です。
必要以上に怖がるより、ただただ感謝ですね。