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2016年 7月 20日(水曜日) 14:47

ご縁あって

先週、義母が亡くなりました。

私には義母が二人います。

夫の産みの母と育ての母です。

 

亡くなったのは産みの母の方です。

夫が2歳の時家を出て、

その後、まるで小説かドラマのような

奇想天外、ドラマテックな人生を過ごし、

夫ともしばらく縁が切れていました。

私が最後に会ったのも20数年前です。

 

最後の最後、

夫は病室に丸3日、付き添いました。

 

私も会うことなくそのままのつもりが、

意識がまだ少し残っている時、

面会に行きました。

 

手を取り、

ずっとここに来れなかったことを詫びると、

正直、全く予想外に涙があふれ、

義母と初めて気持ちが通じた気がしました。

 

義母は本当に女優のように美しい人で、

80歳になっても白魚のような手で、

その面影を残していました。

お姫様のように美しい手でした。

そして、その手が象徴するような、

そんな人でした。

 

義母には他に身寄りはなく、

戸籍上は縁は切れてはいる夫が、

かろうじて唯一の身内になります。

 

さみしい人生のように思えますが、

その分、自分の好きなように生き、

充分に楽しんだ・・・

と、本人も言っていました。

 

それにしても、

人が亡くなるというのは、

こんなにも大変なことか・・・

と、義母に教えられました。

 

亡くなった後は火葬します。

そして、お骨もどうしたらいいものか。

住んでいた家の後始末など。

 

たまたま夫の同級生が葬儀屋で、

私達には信頼しているお寺があり、

親切な民生委員の方が何かと世話をしてくれて、

それでどうにかなったのですが、

義母のような人は、世の中にいっぱいいて、

これからどんどん増えるはずです。

 

義母には

私達夫婦や友人、民生委員の方という

ご縁が少し残っていたのですが、

全くない方もいるはずです。

なかなか大変な時代ですね。

 

なんだかドーンと暗いブログになり、

申訳ありませんが、

助け合える社会にしていかないとなー、

・・・と感じています。

 

 

 

 

 

最終更新日: 2016年 7月 20日(水曜日) 15:35

マシュマローの日記