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2017年 9月 06日(水曜日) 17:32

愛と魔法の国 チェコ⑧

このロマネスクの古い教会で、

意外にも魔法使いさまは

「AUM」を唱えましょうと言われました。

え? 教会では「アーメン」ではないの?

 

「AUM」はヒンズー教やヨガでは有名な

最も短いマントラ、聖音です。

宇宙の始まりの音と言われています。

宇宙はこの音(波動)からできたと。

誰も宇宙の始まりに立ち会ってはいないので、

これは未確認情報ですが(笑

「初めにことばありき」です。

世界中に伝わる神話に、

不思議とそのように書かれています。

 

「AーUーMー」

みんなの声が一つの音になり、

教会のずみずみに響き渡ると、

空間全体がどんどん澄んでいって・・・。

そして、

私達もその空間の一部に溶けていくような一体感。

全身に鳥肌がたつような心地よさに

とろけるように癒されていきました。

 

「AUM」も仏教の「南無=NAM」も

イスラム教の「アッラー」も・・・

そしてもちろん「アーメン」も。

見る立ち位置、方向が違うだけで、

聖なる音。それらは同じなのですよね。

そんなことをぼんやり考えていました。

 

もしかしたら、魔法使いさまはには

もっと深い意図があったのかもしれません。。。

 

教会の外へ出るとまだお日様は高くって、

今日はいったい何時間あるんだろう・・・

ホントにとっても長いのです。

長くってめちゃ濃い一日。

2017年の夏至の日をかみしめるように進んでいきます。

 

そしてこの後、行ったのは「イルカの石」がある森です。

その聖地に入る前に、やはりお祈りをして許可を得ます。

余談ですが、、、

私が山歩きが大好きになったきっかけになったある恩師が

いつも山に入る前に、その山に「入ってもいいですか」と

お尋ねしなさい・・・と言っていました。

昔はそれが当たり前だったそうです。

登山がスポーツ、娯楽になってから忘れられてしまっています。

他人の家に、ずかずかなんにも言わないで入る人はいませんよね。

自然は私達の住処ではなく「彼等の場所」なのです。

チェコではそのことを何度も確認させていただきました。

 

森の守り主に許可をいただいてから

「イルカの石」にご対面です。

イルカの背びれのように見えますよね。

いったいどうしたら、

こんな不思議な形、こんな大きな石ができるのでしょう。

自然のマジックです。

イルカはチェコでは最も崇高な神さまの一つなのだそうです。

確か動物の中では一番・・・と言っていた気がします。

でも、チェコって海がないのに、不思議ですね。

 

私が着ていた「本日のTシャツ」が、、、あら偶然(笑)

おもしろいな~と発見してくれたYさんが

ちゃんと写真を撮っていてくれました。

しかも無意識に一番パワーがあるという(後でわかりました)

背びれの下に座っていました。

ちゃっかりしてます。

イルカの石からは、

とても自由で平和なエネルギーを受け取りました。

親しみのある愛のエネルギ―。

ここで私達は魔法使いさまから

天と地のエネルギ―、女性性と男性性のエネルギ―について、

そのバランスの感じとり方を教えていただきました。

みんな真剣です。

この二種類のエネルギ―バランスがとれている場所が、

とても安定しているパワースポットなのだそうです。

 

この後入った森の中で、

古代人が使っていたインターネットを見学。

 

わかりにくいですが、右手の大きな石です。

石の上には穴が開いていて、

そこにお水が溜まるんですが、それを利用して、

古代の人たちはインターネットのように利用していたというのです。

なんのことか意味不明ですよね~笑

翌日、そのことについてのレクチャーもありました。

その映像です。

この映像からもちょっと確信してしまいました・・・。

古代チェコ人たちは石に溜まった水を使って、

きっと「あんなふうに」交信していたに違いない!

映画『美しき緑の星』のあのシーンです。

水の中に足を入れて、耳アンテナをたてて交信します。

観た人は思い出して。

観てない人はぜひ見てみてくださいね。

 

あの映画の中みたいかも~、と思ったら、

ドキドキわくわくが止まらなくなってしまいました。

 

今なら当たり前の電話のように。

それって、なんて素敵なことでしょう。

 

そしてその後、森の中での聖なる焚火の儀式。

私達が到着するまでに、

魔法使いさまのお仲間のシャーマンさまが

精霊たちを呼び集めていてくれていたようです。

大地や地球にも、

お礼の祈りとご供物を供え、捧げます。

昼間摘んだ、St.ジョーンズワートのお花もお供えしました。

夕食を兼ねてゆっくりみんなで楽しみました。

やっとあたりはうっすらしてときました。

この時期、夜9時頃までチェコでは明るいのです。

 

食事が終わると、

私達はもうひとつのメインハーブ。

「エルダーフラワー」を摘みながら森から出ました。

エルダーの花はだいぶ時期が過ぎてしまっていて、

なかなか見つからなかったのですが、

みんなだんだん目が慣れて

「エルダー探知機」みたいになってきて、

森のあちらこちらにエルダーの花を

発見できるようになりました。

薄明かりの中に白い花がくっきり現れるのです。

 

まるで「ここだよ~」と言っているみたい。

私達も森の一部に馴染んできた・・・

ということなのかもしれません。 

あるいは、森が私達を受け入れ、

許してくれてきたからかもしれません。

 

みんなで集めたのでコーディアルを作るだけ

なんとか見つかりました。

ペンションに帰ると休む暇もなく

コーディアル作りです。

宮川先生には本当に頭が下がりました。

 

怒涛の一日のシメに、コーディアル作り。

私達も右往左往でお手伝いはしましたが、

ほとんど先生の制作、作品です。

どこにそんなパワーがあるんでしょうか。

出来上がりが・・・美味しい~!

エルダーフラワーは身体をあたためてくれるし、

粘液を浄化してくれます。

アレルギーや風邪などにとてもいいです。

また、毒素排泄効果もあります。

 

それと、摘んできたSt.ジョーンズワートを

それぞれの容器に入れてオイル漬けします。

残ったものは屋上に干して、

これでやっと一日が終わりました。 

気が付くと、もう真夜中になっていました。

 

さて、

長い、長~い、そして濃~い夏至の日でした。

私達は文字通り、泥のように眠りにつきました。

明日はチェコで最も神聖な場所に参ります。

最終更新日: 2017年 9月 15日(金曜日) 16:14

マシュマローの日記