ワンダ・セラー著/ 高山林太郎訳
「アロマテラピーのための84の精油」です。
平成5年・第2版。
たぶん、購入したのもこの年です。
原宿の「生活の木」で、この本を手にとって、
わくわくしたとした記憶があります。
植物ってすごいんだ・・・という感動。
小さなビンにぎゅっと詰められている、
植物のエッセンス、魂の可能性。
夢中で何度も読みました。
その頃はまだ、アロマの専門書はあまりなく、
同じ高山先生の訳で
「母と子のアロマテラピー」が、
この少し後に出版された記憶があります。
今や町の小さな本屋さんにでも、
アロマの本はたくさん並んでいます。
すばらしい本がたくさん出ています。
でも、私はいまだに
「84の精油」を一番に開きます。
たぶん、あの時のわくわくが忘れられないからです。
例えば、
いつも付け合せに食べている「パセリ」も載っています。
パセリの香りがアロマだなんて、ね。
実践的なエジプト人は、
泌尿器の障害を治す薬剤とみていて、
ギリシャ人は名誉と喜びを象徴するものと考えていたそうです。
パセリは神経が苛立った時にいいんですよ。
むくみやセルライトに利用できるなんて!
さらに出産を助けたり、母乳の出をよくするんです。
薬には、こんなに全く違ったいろいろな効果はないですよね。
まさに神様が創った自然の恵みです。
そして、古くから人々はその事をよく知っていて、
心身のちょっとしたアンバランスには、
当たり前に使用してきました。
アロマテラピーは人の歴史ほど古い。
「84の精油」の中で、
効果効能の欄はもちろんですが、
ぜひ「歴史と神話」を読んでみてくださいね。
とても興味深いですよ。