お店に入って、すぐ左の壁に、額にはいったハーブのタロットが飾ってあり、よく、これはなんですか？とお客さまにきかれます。単純に、並べるとととてもきれいだから、飾ってあるのだけど、見ていて飽きない。いろいろなハーブが丁寧に描かれていて、マシュマローももちろん参加しています。ペンタクルのクイーン。トランプでいうとダイア。タロットには西洋占星術の考え方と同じで、四つのエレメントがあり、ペンタクルは土、カップが水、ソードが風、ワンドが火にそれぞれ対応しているのです。マシュマローは土のエレメントをもっているということになります。

　

　そういえば、このブログによく占星術のことなどでてきて、なんだろう？　と思われる方が多いかもしれませんが、あやしまないでください。昔はハーブと占星術は切っても切り離せない関係で、ハーブを利用する人は、星をよむのがあたりまえだったのです。前回、ラベンダーのところで、簡単に支配星のことなどにも触れましたが、アロマを考える時、ただ化学成分から効能を言ってしまうのでなく、支配星から考えていくと、よりその精油のもつと特徴がつかめてくるのです。昔の優秀な先輩方がそうした考えでずっと使ってきたものなのです。すごく深い伝統ある英知だと思う。占星術はハーブ、アロマの世界をつかむことのできるひとつのカルチャーで、入り込めば入り込むほど魅力的です。

　

　このタロットとハーブの関係がとてもおもしろいので、ときどき話題にしていきます。話がもどってマシュマローについて。ペンタクルのクイーンです。ペンタクルは土に対応してます。土は牡牛、乙女、山羊のグループで、とても現実的、物質的です。そこから事業やお金などに関連できます。体でいうと、外のものを取り込み自分の一部にする、消化器系。あと、エネルギー、滋養、強壮になるハーブがこのペンタクルに含まれています。ちなみに、ペンタクルのキングはアルファルファー、１０がヤム（山芋）、８がジンジャー、７がダイオウ、６がホップ。５がよもぎ、エースはなんと穀類でまとめられていて、麦と米の絵になっているのです。まさに多くの人類のエネルギーを与えてくれているのが、穀物です。



　「タロット教科書・第２巻/世界のタロット占法」（魔女の家BOOK）によると、マシュマローの、ペンタクル・クイーンの占いとしての意味は、人を育てて世話をする責任のある人。母親。あるいは職業婦人。方策を講じ成し遂げる人。知恵深き老女。人が忠告をもとめに行く人。～だそうです。私も知恵深き老女を目指します！